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観光

2016.03.01

国の重要文化財、港町横浜の商船用石造りドック

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1859年に横浜港が開港し、横浜は港町として栄えたことから、港や船に関連するスポットや史跡がたくさん残っており、横浜は歴史好き、建築好きにも嬉しいスポットです。今回はその一つ、国の重要文化財にも指定されているドックヤードガーデンをご紹介します。

ドックヤードガーデンって何?

みなとみらい21の象徴的な存在でもある、横浜ランドマークタワー。その敷地内には、現存する商船用石造りドックとして最古の「旧横浜船渠第2号ドック」がありました。この近代遺産を後世に残したいと、1993年に横浜ランドマークタワー建設とあわせて解体・復元されたのが現在のドックヤードガーデンです。

「旧横浜船渠第2号ドック」が完成したのは1896年、明治時代です。船渠(せんきょ)とは「船の建造・修理などを行うために構築された設備」のことで、ドックとも呼ばれます。「旧横浜船渠第2号ドック」では当時、日本船・外国船の定期検査や修繕を専門に行っていたのだとか。船のお医者さんのような存在だったようです。

船を支え続けて国際貿易に貢献したこのドックは、完成してから39年後の1935年頃には、運営元であった横浜船渠株式会社が三菱地所株式会社と合併し、三菱重工業横浜造船所と改称。船を製造する場所として新たに活躍したそうです。その後、長い不況や関東大震災に見舞われ、ドックは1973年に70年以上に及ぶ活動を終えることになりました。

いつでも見られる国重要文化財

船が収まるように構築されたドックの形を残すように造られたドックガーデンは、まるで古代遺跡のようです。横浜ランドマークタワーを訪れたら、誰でも自由に見学できるようになっています。

ドックの深さは地上から約10m。地上からドックを見下ろすと、そのスケールの大きさを体感できます。そしてドックの底部に下りていけば、その石材を間近に見ることができ、ドックの違った表情を楽しめるでしょう。石材は神奈川県真鶴町産の小松石と推定されています。江戸城の石垣などにも使われた優美でありながら堅くて丈夫な石は、長い歴史をじっくりと吸収し、深い味わいを感じさせます。

「解体・復元するときに、設計図と実測値の誤差が1パーセントにも満たないことがわかった」という逸話も残っていることもあり、「旧横浜船渠第2号ドック」は歴史好きにはもちろん、建築好きにもたまらない場所なのではないでしょうか。どっしりとした時代の流れと対峙する、豊かな時間を過ごすことができるでしょう。

現代でも活用されるドックヤードガーデン

1997年に国重要文化財として認定されたドックヤードガーデン。誕生から100年を優に超えた長い歴史が魅力のドックヤードガーデンですが、実は公開保存されているだけではありません。

プロジェクションマッピングをはじめとした各種イベントや、市民のシェアスペースなど現代ならではの多様な用途で、コミュニケーションスペースとしても活用されています。時代を見守り続けた一つの場所が、国の重要文化財となって保存されながらも、また違った活用法を見出され、多くの人の憩いの場になっているなんて素敵ですね。

おいしくて知的な横浜散策へ

港町横浜らしい観光スポット、歴史的建造物の一つであるドックヤードガーデン。大きなビルの足元にふっと現れる荘厳な石造りのドックヤードガーデンは、とても印象的です。歴史的建造物を満喫した後、横浜中華街でのグルメ巡りへ…なんて、おいしくて知的な横浜観光コースはいかがでしょうか。

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