世界チャンピオンの本格中国料理店

横浜中華街をもっと知ろう〜中国に関する豆知識〜

文化

横浜中華街ならではのイベントを楽しもう!

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中国出身者のコミュニティとして発展してきた中華街では、日本の風習とは異なる催事が行われることも珍しくありません。日本でも、中国の風習に基づいて多くの催事が行われてきましたが、年月とともに日本流のカスタマイズが施され、同じルーツとは思えないほど異なった内容になっているものも多いようです。
どこか懐かしさがありながら、異国情緒もたっぷりと味わうことができるのが中華街のイベント。国内の小旅行気分で訪れたのに、海外旅行のスペシャルなオプションを選んだような気分に浸ることができるのも、中華街ならでは。そんなお得なイベントを見逃さないように、しっかりチェックしておきましょう。

横浜中華街の主な年間イベント

横浜中華街では、中国出身者が出身地の風習を引き継いで行っているものと、中華街の商業的な振興を目的として新しく考えられた2種類のイベントが行われています。
中華街関係者以外でも中華街を訪れて楽しむことのできるイベントの主なものを簡単に紹介しましょう。

春節(しゅんせつ)

春節とは、旧暦正月の中国での呼び方です。中国では、日本の正月以上に春節を盛大に祝う風習があります。
横浜中華街では、中国出身者が中国の風習にならって行っていた春節行事を、1986年から中華街全体のイベントとして、関係者以外でも楽しめるような内容にスケールアップして開催しています。
獅子舞や龍舞のような伝統的なパフォーマンスから、中国宮廷の衣装を身につけたパレードなど、中国の伝統や文化に触れることのできる企画が盛り込まれています。
イベントの期間は、2月下旬から3月上旬です。

媽祖祭(まそさい)

媽祖(まそ)は北宋時代(960年〜1127年)に実在した女性で、特殊な能力で多くの人々を助けたため「通玄の霊女」と呼ばれました。そして、その死後も歴代中国皇帝から敬われたそう。海外に渡った中国出身者のあいだでは航海の安全を守る女神としてあがめられ、心のよりどころとして祭られています。
横浜中華街では、2006年に朱雀門近くに媽祖廟(まそびょう)が建立され、毎年3月下旬には、媽祖の生誕を祝う「媽祖祭」が行われます。神殿での神事や新生児成長祈願といった廟内での行事のほか、神輿や中国舞踊の団体が中華街を練り歩くパレードも実施されます。

端午節(たんごせつ)

日本でも、男の子の節句として人形を飾ったり鯉のぼりを立てたりして祝う端午の節句は、もともと紀元前3世紀の中国・楚(そ)で始まったとされる行事。
ちまきを食べる風習が今も伝わり、中華街では5月5日に中華料理店の店頭で伝統的なちまきが売られたり、期間限定の特製ちまきが登場するちまきフェアが行われたりします。
また、龍船節とも呼ばれる端午節にちなみ、5月下旬から6月上旬ごろに山下公園前の海上で手漕ぎのドラゴンボートによるレースも行われます。

良縁祭(りょうえんさい)

七夕の故事にちなみ、縁結びの神である月下老人(げっかろうじん)に良縁を祈願する神事が、7月7日に媽祖廟で行われます。

関帝誕(かんていたん)

中国の後漢から三国時代(160年前後)にかけて活躍した実在の武将が関聖帝君(関帝)こと関羽。武勇のみならず義侠心にも厚かったことから、広く民衆から敬われ、死後も信仰の対象となりました。
財務にも長け、商業神としても奉られたこともあり、横浜中華街でも1870年に関帝を祭る関帝廟が開廟されたという記録が残っています。
関帝誕は旧暦6月24日(8月上旬)の関羽の誕生日を祝うもので、関帝廟内での神事のほか、神輿などのパレードが行われます。

中秋節(ちゅうしゅうせつ)

旧暦8月15日(9月下旬)を祝う中秋節では、月をめでながら一家団らんで食事をしながら月餅(げっぺい)を食べる習慣が中国に伝わっています。月餅は、月の丸さを型取り、家庭円満を掛けた中国のお菓子です。
横浜中華街の中秋節では、店先にそれぞれの工夫が凝らされた月餅が並びます。

国慶節(こっけいせつ)

1949年10月1日に毛沢東が建国宣言をしたことにちなんだ、中華人民共和国の建国記念日です。
中国では約1週間ほどの大型連休になりますが、横浜中華街でも、爆竹が鳴り響いたり龍舞や獅子舞が路地を練り歩いたりと、にぎやかなイベントが繰り広げられます。

雙十節(そうじゅうせつ)

中華民国が成立するきっかけである辛亥革命の発端となった反乱が起きたのが10月10日でした。この日を記念記念する祝日が「雙十節」です。10が並ぶことから雙(ふたつ、ならぶ)の字が当てられました。
横浜中華街では、獅子舞を先頭にした祝賀パレードが行われます。

媽祖昇天の日(まそしょうてんのひ)

旧暦9月9日(10月下旬)は、媽祖が天に召されて神として祭られることになったとされる日。媽祖廟内で神事などが行われます。

春節燈花点灯(しゅんせつとうかてんとう)

12月初旬に行われる、旧正月までのカウントダウンをスタートさせるイベントです。オリジナルのイルミネーションやちょうちんなどで中華街を飾り、年末年始の雰囲気を盛り上げます。

このほかにも、11月にはグルメタウンならではの「美食節(びしょくせつ)〜横浜中華街フードフェスティバル」や、関内側の北門通りでカンフーシューズ飛ばし大会やライヴ、獅子舞などが企画される「きたもん祭」などが催されています。
なお、今回ご紹介したイベントは、年によって開催の有無や開催日が変更されることもあります。内容や開催場所などを、事前にチェックしてからお出かけください。

参 考

  • 催し物|横浜中華街
  • 中華街の年間イベントスケジュール|ぐるなび横浜中華街
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