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観光

2016.10.03

2020年までに巡りたい、オリンピック競技関連スポット

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リオオリンピックが大盛況のうちに終了しました。4年後はいよいよ東京で開催されます。さまざまな発祥の地となっている横浜には、オリンピック競技に関連した発祥の地がいくつか見られます。東京オリンピック開催前にまとめて巡ってみましょう

海は目の前、横浜らしい競技・セーリング

1875年、横浜で日本初のヨットレースが行われます。その後、横浜セーリングクラブが設立され、横浜港という地の利をいかして、セーリングが盛んに行われるようになりました。現在も横浜および神奈川県周辺では、ヨットハーバーがいくつか見られます。例えば横浜市民ヨットハーバー。横浜市中区山下町にあった横浜市ヨットハーバーが1968年に移転したもので、社会人から子ども向けまで幅広くヨット教室が開催されています。
日本の選手がセーリングでオリンピックに出場したのは1936年のベルリンオリンピックが最初。リオオリンピックでは、女子470級の吉田・吉岡チームが5位に入賞しました。次回はさらなる活躍を期待したいところ。横浜市民ヨットハーバーから未来のオリンピアンが誕生するかもしれませんね。
少し話が脱線しますが、タレントのタモリさんが主宰していることで話題のヨットレース「タモリカップ」も横浜が会場の一つ。2016年は9月11日には、横浜ベイサイドマリーナで開催されました。屋台が並び、ライブが行われ大盛り上がり。横浜にはヨットを愛する人、海を愛する人が今も昔も集まるようです。

野球、テニスは横浜から全国へ

1876年、現在の横浜スタジアム、通称ハマスタがある横浜公園の敷地内にクリケット用のグラウンドが造られました。そこで日本で初めて野球の国際試合が行われたのが1896年、旧制第一高等学校(現・東大教養学部)とヨコハマ・クリケット・アンド・アスレティック・クラブ)が対戦しました。
試合が行われた横浜公園とハマスタは、日本の野球の歴史に深いかかわりを持つ場所。ハマスタ内には横浜と野球の歴史を記す展示もありまあす。2016年8月に追加競技として決まった野球の歴史を知るなら、ハマスタへGOです!
またテニスは、1874年にイギリスではじまったローンテニスが、横浜港の開港で来日し、外国人居留置に暮らす女性たちによって広まったのが最初だとされています。その女性たちは、1876年にテニスクラブをつくり、練習を始めます。「レディーズ・ローン・テニス・クラブ」と命名されたクラブは、クラブ発足当初、横浜公園内にコートを設け練習していましたが、1878年に山手公園の使用権を得ます。現在、このテニス発祥の地には、「横浜・山手 テニス発祥記念館」があり、テニスの歴史を知る貴重な品々を展示しています。

横浜、スポーツ事始め

ほかにもオリンピック競技になっている陸上競技は、1864年の5月にイギリス領事館付属監獄のグラウンドで開かれた横浜フィールド・スポーツが最初です。イギリス陸海軍が中心となって開催されたようです。種目は徒競走、ハードル走、麻袋に両足を入れて跳ぶサックレース、目隠し徒競走、片足跳び走、ハンマー投げなど。陸上競技と呼べるものも行われていますが、サックレースが行われているあたり、運動会的というのか、少々牧歌的な印象も受けますね。
1865年、現在の大和町商店街(横浜市中区)のあたりに射撃場が設けられたことで、横浜市に射撃が広まっていきました。同年にスイス・ライフル・クラブと横浜ライフル協会が組織され、11月8日には横浜ライフル協会による初の競技会が開催されています。

2020年は日産スタジアムに期待!

発祥の地を巡り、歴史を学んでおくとオリンピックをより楽しめるのではないでしょうか。
また来るべき2020年の東京オリンピックでは、日産スタジアムこと横浜国際総合競技場(港北区)がサッカーの会場になることが予定されています。併せて訪ねておくと、一層待ち遠しくなりますね。

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