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横浜中華街をもっと知ろう〜中国に関する豆知識〜

観光

2017.01.05

横浜中華街の一大イベント「2017春節燈花」へでかけよう!

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横浜中華街で毎年恒例のイベント「春節燈花」。今年も11月1日に点灯式が盛大に行われ、横浜中華街の夜がランタンや提灯の華やかなイルミネーションで彩られています。ロマンチックなクリスマスイルミネーションとはひと味違う、横浜中華街のきらめきを堪能することができますよ。

春節ってなに?

イベントのテーマでもある春節とは、旧暦の正月のこと。中国では新暦の正月よりも春節を盛大に祝う風習があり、全世界の華人にとってもっとも重要かつ伝統的な国民の祝日に制定されています。
2017年は1月28日が春節になり、前日の1月27日から2月2日あたりまで多くの人が連休を過ごすことが予想されます。近年は春節に旅行へ出かける人が増え、日本では中国人観光客による爆買いが話題になりました。しかし本来の春節は、家族と迎えるのが一般的。多くの人が故郷に帰省し、家族団らんを楽しみます。
春節を迎えるために、中国でも日本と同じように年越しの準備が行われます。気持ちよく新年を迎えられるよう大掃除を行うのはもちろん、日本人が玄関に門松やしめ縄を飾るように、中国人は「事業繁栄」や「家族の健康」などの願いが書き込まれた赤い紙・春聯(シュンレン)を貼ったり、「福」の字をわざと上下逆さまにした福倒了(フーダオラ)をドアや壁に飾ったりします。
旧暦の大晦日の夜には、親族が集まって賑やかに食事会を開きます。その際、日本でいうおせち料理のような感覚で、縁起がよいとされる餃子や麺、餅などが用意されます。春節は家だけでなく、街も祝賀モードに。お祭りに欠かせない爆竹や花火を打ち上げて新年を祝います。

横浜中華街らしい華やかなイルミネーション

12月に入ると街角はクリスマスらしさあふれるロマンチックなイルミネーションで飾られますが、春節燈花が開催されている横浜中華街のイルミネーションは中国らしいオリエンタルさにあふれています。
11月1日に中華街大通りの善隣門下で行われた春節燈花の点灯式が、この日から4カ月にわたるイベント期間の開幕を告げると、横浜中華街はいち早く春節ムードに。街路樹が点灯した街並みはぱっと赤色に。激しく鳴る爆竹とともに、春節では定番となっている獅子舞や龍舞、皇帝衣装のパレードなどが繰り広げられ、多くの観光客を驚かせていましたよ。
クリスマスシーズンには、横浜山手西洋館のキャンドルガーデンや、赤レンガ倉庫のイルミネーションなどロマンチックでこれぞクリスマスといったイルミネーションも近隣で楽しめるので、さまざまな雰囲気のイルミネーションを渡り歩くと違いを感じられるでしょう。

横浜関帝廟のカウントダウンも見逃せない

春節といえば旧暦がメインですが、新暦の大晦日にも盛大なイベントが行われます。見逃せないのが、横浜関帝廟(よこはまかんていびょう)のカウントダウンです。横浜関帝廟では、毎年隣にある横濱中華學院の校庭でカウントダウンのイベント会場とし、華やかな奉納獅子舞と奉納舞が行われます。
横浜中華街ではこの日、横浜媽祖廟(よこはままそびょう)でもカウンドダウンが行われます。同時に見ることができないのが残念ですが、女性たちの優雅な奉納舞とダイナミックな奉納獅子舞など2つの廟で開催される華やかなパフォーマンスは必見です。
また、横浜中華街で新年を迎えるなら、中国式の初詣も試してみてはいかがでしょうか。金糸と呼ばれる紙に願いごとをして炉で燃やすという、日本とは異なる形式の初詣を体験できます。

春節燈花でさまざまなイベントを体験して

11月1日に始まった春節燈花ですが、2017年2月28日(火)まで長期間開催されるので、春節の賑わいを感じに、横浜中華街にでかけてみてはいかがでしょうか。
年明けからは、春節に向けてさらに盛り上がるので、期間中に何度か訪れるとさまざまなイベントに参加できます。また、カウントダウンは今回ご紹介した新暦だけでなく旧暦時も盛大にお祝いされるので、どちらも押さえておきたいところです。

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