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横浜中華街をもっと知ろう〜中国に関する豆知識〜

知識

2017.06.27

横浜中華街で毎年開催される『関帝誕』ってどんなお祝い!?

旧暦の6月24日に当たる日に、毎年中華街では、『関帝誕 かんていたん』と呼ばれるお祭りが街をあげて開催されます。そもそも『関帝誕 かんていたん』とは一体どんな意味があるのでしょうか?

■関聖帝君(かんせいていくん)とは

西暦で表すと160年の年の、旧暦6月24日に誕生した「関聖帝君」、別名「関帝(かんてい)」とも呼ばれています。関帝とは、中国後漢末期時代に、劉備(りゅうび)という三国時代の武将に仕えた人物です。劉備は221年~263年の間存在したと言われている国で、巴蜀の地に国を建て、その国を「蜀漢(しょくかん)」と呼んでいます。その「蜀漢」の初代皇帝として国を治めていた劉備に仕えていたのは、「関羽」です。その関羽を神として祭ったことから「関帝」と呼ばれるようになりました。

■関羽が神様になった理由

三国志の英雄として名をはせていたのが、関帝です。何故、関羽が神として崇められるようになったのでしょうか?それは彼の死因が大きくかかわっていると言われています。
関羽はものすごくハングリー精神が強く、目上の人に嫉妬されることが多かったようです。
逆に目下の者にはとても優しく接していたというのですが、強いものに立ち向かうリーダーシップは人並み外れるものであったと思います。目上の人に反感を買い続けた結果、それぞれの国であった『魏』と『呉』が手を組んで、反勢力の連合が組まれ、219年に起きた樊城の戦いで敗れた関羽とその息子である関平と共に斬首されました。
そんな彼の生き方は、忠義の士の象徴として、皇帝など政治においての最高権力者達は民衆を引き付ける為に、神化することで関羽の人気を利用したことから始まったといわれています。

■関帝廟(かんていびょう)

関帝廟とはその名の通り、関帝を祭る為に作られた廟(びょう)と呼ばれる宗教施設のことです。日本では武士などが祀られている神社と似たような施設です。関帝誕ではこの施設で拝神儀式が行われています。

■関帝誕とは

関帝の生誕を記念して行われる行事で、関帝廟の神殿内に置かれている、鐘の音と、太鼓の音が聞こえると、厳粛な雰囲気の中で拝神儀式がとり行われます。たくさんのお供え物をし、関帝をたたえることで、人々の繁栄と商売の安定を願うお祭りです。
祈念が終わった後は、関帝を神輿に乗せ中華街を巡っていきます。この神輿と共に、将軍組に加えて、演舞、神楽隊、龍舞などが続きます。中華街を巡りながら、中国の伝統芸能を披露するというのもこのお祭りの見どころのひとつです。

この行列が中華街を巡っている最中に目に留まるのは、それぞれのお店の前には祭壇が用意されており、線香をお供えして街をあげて、皆で関帝の生誕をお祝いします。更に、関帝の御神輿に加えて、媽祖(まそ)と呼ばれる中国の航海の女神が乗ったお神輿を、台湾大天后宮から来日する団体の協力でこの行列と共に巡り歩きます。

■当日の見どころ

関帝誕の見どころは、中華街を巡るパレードです。
中国らしい豪華絢爛で、華やかなお神輿や、獅子舞などの舞う姿をお楽しみください。パレードは関帝廟を出発すると、地久門をくぐり、善隣門をくぐって中華街大通り、南門シルクロードを通り、長門をくぐって関帝廟通りを通り、関帝廟へと戻ります。このパレードを楽しめるポジションを事前に調べておくことをおすすめします。

また、当日は多くの人で、賑わいますので、疲れた時は、中華街のお店に立ち寄ってみてください。お店によってはパレードがお店の中から見物できます。また、中華街には風水の考え方によってつくられた門が10カ所ほどありますので、門を探しながらパレードと一緒に中華街を歩いてみるのもまたひとつの楽しみ方ではないでしょうか?

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