世界チャンピオンの本格中国料理店

横浜中華街をもっと知ろう〜中国に関する豆知識〜

グルメ

2016.06.12

どれをオーダーするか迷っちゃう、人気の点心

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皇朝のオーダーバイキングでも大人気の点心。たくさんの種類があるので、どれをオーダーするか迷いますね。日本ではなかなか見かけることのないものも多く、点心のメニューを見ただけでは、どんな味なのか想像するのが難しいという方もいらっしゃるはずです。
今回は、人気の点心をいくつかご紹介。理想の味に巡り合うためにも、レストランに足を運ぶ前に予習しておきましょう。

甘い点心、甜点心

点心とは、軽食や間食、お菓子類をすべて含めたものを指します。食事と食事の間に食べる小腹を満たすものと考えるといいのではないでしょうか。種類は豊富ですが、味によって大きく2つに分類することができます。
まずは甘い点心・甜点心(ティエンティエンシン)からみてみましょう。
日本人にとって、甘い点心と聞いて一番に思い浮かべるのは、あんまんでしょうか。中華料理の点心であんまんに近い味わいを持つのが、豆沙包子(トウシャーパオツ)です。小豆あんを小麦粉でできた生地で包んで蒸し上げたものなので、初めての方でも抵抗なく食べることができるでしょう。
同じような蒸し饅頭に、桃の形をした桃包(タオバオ)があります。桃包は、中国では主に誕生日を祝うときに食べるもの。おめでたい食べ物であることから「寿桃(ショウタオ)などと呼ばれることもあります。
中国では、日本でいうお月見にあたる中秋節に食べる焼き菓子・月餅(ゲッペイ)も甜点心に含まれます。日本で団子をお供えするように、中国では月餅を満月に見立てて、それを家族で切り分けて食べることで、家内安全や健康を祈るといいます。
ほかにも、甘いものなら饅頭系以外も甜点心と考えます。例えば、マンゴープリンや杏仁豆腐などの冷たいお菓子、ゴマ団子、エッグタルト、マーラーカオなども甜点心です。

甘くない点心、鹹点心

一方の鹹点心(シェンティエンシン)は、甘くない点心と考えてください。水餃子や焼売などは日本でもすっかり定着しています。
横浜中華街で食べるこれらの鹹点心は、普段口にしているものよりも、具材がたっぷりと使用されているものばかり。焼売は肉がぎっしりと詰まっていますし、エビ焼売やエビ蒸し餃子はゴロッとした存在感のあるエビが入っていることも。横浜中華街だから食べられる豪華な鹹点心は、ぜひ味わっておきたいですね。
せっかくなので、普段はあまり見ることのできない鹹点心もぜひご賞味を。
コメを原料にして皮を作り、それを具に巻いて蒸した腸粉(チョンファン)は、もちもちとやわらかな食感が魅力です。日本人好みの味なので、一度食べるとやみつきになる人も多いとか。また、大根を千切りにして茹で、干しエビ、シイタケのみじん切り、上新粉を加えて練ったのちに蒸した大根餅も、もちもちと弾力があり、食べ応え十分です。
横浜中華街でスタンダードな存在となった小籠包(ショウロンポウ)、大ぶりのチャーシューが豪華な印象、お腹が空いたときにたまらない叉焼包(チャーシューパオ)も逃せません。

全種類制覇を目指して、仲間と出かけよう

点心が目の前にずらりと並んでいる様子をみると、あれもこれもと手を出したくなり、つい食べ過ぎてしまいますね。しかしリーズナブルに、そしてお腹いっぱい食べられるもの点心の魅力です。
たくさんの種類をオーダーしてもシェアできるので、大勢の仲間と出かけるのが、点心を思いっきり食べるコツなのかもしれません。

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