世界チャンピオンの本格中国料理店

横浜中華街をもっと知ろう〜中国に関する豆知識〜

観光

2016.04.01

横浜港に着岸する豪華客船を見に行こう!

04

今や横浜港のシンボルといっても過言ではない、横浜港大さん橋国際客船ターミナル。世界中から豪華客船がやって来ます。事前に入港日を調べておけば、豪華絢爛な客船を目の前で見ることもできますよ。

横浜港大さん橋の歴史

横浜港は1859年の開港以来、海洋の玄関口として栄えてきました。その横浜港に本格的な港湾施設として、1889年から1896年にかけて建設されたのが大さん橋ふ頭です。
ちなみに同じ横浜港にある、赤レンガ倉庫で知られる新港ふ頭は1899年から1916年にかけて建設されました。横浜港全体を整備することで、横浜港は日本を代表する国際貿易港として存在感を増し、さまざまなものが横浜港から輸出入されるようになっていきます。
1964年の東京オリンピック開催を機に、大さん橋ふ頭は、それまでの貿易港としての役割だけでなく、外航客船に対応する客船ターミナルの新設をはじめとした大改造が行われ、本格的な客船ふ頭として生まれ変わりました。さらに時は流れ、国際客船の巨大化も進みます。大きな客船でも迎え入れられるふ頭を整備しようと、2002年に横浜港大さん橋国際客船ターミナルが誕生しました。

くじらのせかなで、のんびりと

横浜港大さん橋国際客船ターミナルは、客船への乗降に必要な高さを確保しながらも、山下公園側や赤レンガ倉庫側からの横浜港の眺望を妨げないように配慮されています。また側面から見ると、その屋上はゆるやかな2つの丘をもつ形となっていることに気づきます。これは波のうねりをイメージしたのだとか。
1階は駐車場、2階は出入国ロビーやイベントに使用される大さん橋ホール。そして屋上には、天然芝が植えられた緑地とウッドデッキのような屋外イベントスペースが広がっています。
屋上は2006年に公募によって選ばれた「くじらのせなか」の愛称で親しまれていますが、とにかく眺めが最高です。横浜港の海はもちろん、赤レンガ倉庫や観覧車、近代的なビル群も一望できます。緑地に座ってのんびり景色を眺めたり、着岸している豪華客船を間近で眺めたりすることもできますね。
夜の時間帯はがらりと雰囲気が変わり、美しい夜景がロマンチックなムードを演出してくれるため、横浜のデートスポットとしても人気です。

着岸する豪華客船の数々

横浜港大さん橋国際客船ターミナルがいつも以上に賑わうのは、やはり豪華客船の入港日です。
客船が海を白く波立たせながら入港してくる堂々とした姿はまるで映画のワンシーンのよう。優美な姿を目に焼き付けようと、多くの客船ファンが訪れます。船の種類によって外観もずいぶんと変わり、船首のとがったスタイリッシュなデザインから、どっしりと何層にも客室のドアが並ぶ風格あるデザインまで、その個性は実にさまざまです。
「にっぽん丸」、「ぱしふぃっくびいなす」など3万トンクラスまでの客船なら左右に2隻ずつで合計4隻まで。「飛鳥Ⅱ」、「ダイヤモンド・プリンセス」などそれ以上のクラスの客船は1隻ずつで合計2隻が同時に着岸可能です。運が良ければ複数の客船が並ぶ姿や、くじらのせなかに立っていても見上げなければいけないほどのメガシップを見ることができます。たとえば、日本に寄港する客船としては最大。4180人乗員できる「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」などは、その存在感にただ圧倒されるでしょう。

港町ならではの風景を味わおう

雄大な客船の姿と潮風の匂い、そして出入港を知らせる汽笛の音と、五感を刺激する横浜港大さん橋国際客船ターミナル。海の青と空の青に包まれて佇む客船の姿は、港町だからこそ楽しめる眺めです。横浜中華街から横浜港大さん橋国際客船ターミナルへは徒歩で約15分。各船の入港日を横浜市港湾局のサイトなどでチェックして、ぜひ訪れてみてください。

記事で紹介している通販商品やレストランのコース等は掲載当時の内容となります。
最新情報につきましてはオンラインストアや各グルメサイトをご参照ください。
先頭へ戻る