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横浜中華街をもっと知ろう〜中国に関する豆知識〜

文化

春節の最後を飾る元宵節燈籠祭

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中国では旧暦の正月である「春節(しゅんせつ)」を大々的にお祝いします。
横浜中華街の春節、最後のイベントにあたる「元宵節燈籠祭(げんしょうせつとうろうさい)」が2月22日に開催されました。元宵節燈籠祭とは、どんな行事なのでしょうか?

会場となった横濱媽祖廟

当日はあいにくの天気。少し肌寒さを感じる横浜中華街で、2016年春節の締めくくりとなる行事・元宵節燈籠祭が開催されました。会場となったのは、横濱媽祖廟(よこはままそびょう)です。
ここで少し横濱媽祖廟について。媽祖廟の媽祖は、実在した人物の名前です。西暦10世紀ごろの北栄時代。福建省の林氏の七女として女の子が誕生しました。その女の子は生まれてから1カ月間、泣き声を上げなかったので、林黙娘(りんもうしゃん)と名付けられたそうです。
16歳になった林黙娘は、神通力を使い、雲に乗って島々を巡回し、お札の力で悪や災いを退け、人々の病気をいやしました。さらに仙人のもとで修業を積み、28歳で天に召された林黙娘は媽祖となり、その後も人々の助けになったと伝えられています。そこで各地に媽祖廟を建て、人々を救ってくれる神様として祀るようになったのが媽祖廟の始まりです。
横濱媽祖廟には、ほかにもいろいろな神様が祀られているので、横浜中華街を訪れた際には、ぜひ遊びに行ってみてくださいね。

獅子が舞い踊り、爆竹が鳴り響く

元宵節燈籠祭は、燈籠に書き込まれたメッセージが天に届くように、獅子舞を奉納する行事。まずは横浜中華学校校友会の皆さんによる獅子舞の披露です。
緑とピンクの獅子が登場。夕暮れ時でまだ少し明るい屋外に、緑とピンクの獅子が映えます。獅子に差し出した頭をかまれると、厄をはらい福が来る。「開運厄除」や「無病息災」のご利益があるといわれているので、媽祖が祀られた本殿へ向かう階段から獅子舞が降りてきて、目の前に現れると、大人も子どもも一緒になって頭を差し出していました。
最後は大きな爆竹の音が響き渡りました。爆竹は、「邪気を祓い、福をもたらすもの」として中国の祭には欠かせないものです。獅子舞と共に爆竹を鳴らすとご利益は何倍にもなるので、大量に鳴らすのだとか。

優雅な中国舞踊の後、フィナーレは獅子舞

続いては、がらっと印象を変えて、楊貴妃壹四参中国舞踊スタジオによる舞の披露です。壁画から飛び出してきたあでやかな天女の姿を舞で表現しています。その踊りはとても優雅で華やか、カメラのシャッターを切る音が途切れません。小雨の降る中でしたが、存分に中国舞踊の世界を堪能できました。
そして最後に、横浜中華学校校友会国術団による獅子舞が披露されました。夜の闇の中で、階段に飾られた燈籠の光が淡く輝く中、黄色い2匹の獅子が太鼓の音に合わせて激しく舞います。階段の上や、多くの観光客が見守る境内で、獅子が左右に大きく首を振ったり、立ち上がったりするたびに歓声が湧きました。激しく降り続ける雨を吹き飛ばすくらいの迫力でした。
最後にまた、大きな爆竹の音が鳴り響き、元宵節燈籠祭は終了しました。

横浜中華街にも春の訪れ

今年の春節は、あいにくの雨に見舞われましたが、イベント期間中は本当に大勢の人が横浜中華街を訪れていました。いつも以上ににぎやかだった横浜中華街、春節の終了は少し寂しい気もしますが、春節が終われば暖かな春の到来です。春の横浜中華街での散策も、また楽しみですね。

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