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グルメ

2015.09.01

肉まんの簡単レシピ ひと手間でおいしくするコツ

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中国料理店のプロが作るようにはいきませんが、おうちでも肉まん作りを楽しめます。例えば、好き嫌いがあったり、アレルギーがあったりするなら、おうちで肉まんを手作りするのもよい方法です。粉から作るレシピの肉まんは、できたてのホカホカを味わえますし、何より手作りの温かさが感じられます。
ここでは、できるだけシンプルで簡単なレシピをご紹介しましょう。おいしい肉まんに仕上げるためのひと手間もあわせてお伝えします。

肉まんは皮も主役

肉まんは、中に包まれたあんだけでなく、ふわふわの皮もおいしさの大切な要素です。アツアツを手に取ると、湯気と一緒に小麦粉の香りがふわーっと立ちのぼり、食欲を誘います。肉まんの皮のメイン食材である小麦粉には、薄力粉、中力粉、強力粉がありますが、おすすめなのは強力粉です。
強力粉は、硬質小麦を挽いたもので、グルテンを多く含みます。粘りが強く、弾力性もしっかりしているのが特徴です。そのため、肉まんの皮にすると、ふんわりしたなかにもモチモチとした食感を得られるのです。

まずは皮の準備を

簡単レシピの材料は、強力粉200gに、ベーキングパウダー5g、砂糖大さじ2、塩少々、サラダオイル大さじ1、ミルクまたは水100ml。最初に粉類、砂糖、塩をよく混ぜ合わせます。そのあとで、サラダオイルやミルクなど水分を入れてこねるのが、上手に簡単に生地をまとめるコツです。
生地を10分ほど寝かせたら棒状にして、包丁で8つに切り分けボール状にします。それを直径10cmほどの円形に伸ばしたら、皮の準備は完了です。

市販の肉にひと手間を

2つに割ったときに中からジュワーッと出てくる肉汁は、肉まんのおいしさの秘訣。簡単レシピの基本材料は、豚肉120g、長ネギ半本、しょうが1かけ、しょうゆ、調理酒、ごま油、オイスターソース、片栗粉を小さじ1ずつ。もどしたシイタケ、ゆでたタケノコ、たたいた小エビなどを好みで加えてもOKです。
さらにおいしくするためには、いくつかのレシピのコツがあります。

ひき肉を作る

最初から挽かれた状態で売っているひき肉を買ってくるのではなく、かたまり肉を用意して自分でひき肉にしましょう。できるだけ細かく切ったあと、包丁を2本持ってまな板の上でトントンと叩いていくと、簡単にひき肉になります。おすすめの部位は、豚もも肉や肩肉。旨みの多い部分なので、肉あんの風味がぐっと増します。

肉汁をプラスする

自家製ひき肉は、余分な脂身が少なく旨みに富んでいます。ただし、脂身が少ないために肉汁が少なくなってしまうのも事実。そこで、中からあふれる肉汁を演出するために、中華スープをあんに練り込みましょう。といっても、スープは液体なので簡単にはいきません。そこで登場するのがゼラチンです。
ゼラチンは冷やすと固まり、熱を加えると溶けます。中華スープにゼラチンを入れて冷やし固めたら、肉あんに混ぜ込みましょう。肉まんに火を通すことで熱が加わり、食べるときにはスープ状になって中からあふれ出てきます。ひき肉120gに中華スープ大さじ2ぐらいが適量です。

フライパンでOK

蒸し器を出すのが面倒なときは、フライパンで蒸し焼きにしましょう。 
皮に肉あんを包みこむときは、片手の上に乗せ、もう片方の手で皮を中心に向けてひっぱりながら、ひだを寄せるようにします。親指を中心にして、残りの指で皮をひっぱるように、生地を回しながらやると簡単にうまくいきます。もし、きれいに包み込むことができなくても、シュウマイのように皮を立てて肉汁がこぼれないようにしておけばOKです。

蒸し焼きのポイント

フライパンにサラダオイルを多めに入れたら強火にかけて、十分に熱します。そこへ肉まんを置いていきますが、このとき十分に離して置くのがポイントです。皮がふくらんだとき、肉まん同士がくっつかないようにするためです。
底に焼き目がついたら、水を100mlほど入れて、きっちりふたをして、そのまま8分ほど蒸し焼きにしたらできあがり。底はカリッ、上はふわっとした、手作りならではの素朴な肉まんの味わいを楽しめます。

皮とあんのコンビネーションを楽しむ

皮とあんのコンビネーションが肉まんのおいしさの大切な要素。おうち肉まんも基本を守れば、簡単レシピでかなりおいしく作れます。寒くなる季節、ふかふかのできたて肉まんで、おうち飲茶を楽しみましょう!

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